農業の現場から:在庫・出荷管理アプリを作ってます(Next.js × Supabase)

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出荷ミスをきっかけにアプリ開発をスタート

農業とWeb開発を両立している身ですが、現在「在庫管理と出荷管理ができるアプリ」を自作中です。

きっかけは、出荷伝票の貼り間違いによるミスでした。
すぐに気づいて運送業者のところまで直接行き、現場で伝票を貼り替えることで事なきを得ましたが、かなり大変な作業でした。
「こういったミスを根本的に防ぎたい」と思い、現場向けのアプリ開発ができないかと試行錯誤中です。

ようやく収穫量も増えてきて、農作業も忙しくなりつつありますがスローペースで進めています。


アプリで実現したいこと

このアプリでは、次のようなことを実現しようとしています。

・伝票の写真をスマホからアップロード
・画像から出荷先などの情報をOCRで自動抽出
・Supabaseで出荷データをユーザーごとに完全に分離管理
・生産者・流通業者・管理者で、見える情報を制御(たとえば価格は非表示)
・将来的には納品またはSaaS化につなげられるような設計に


使用している技術

現在は以下のような技術を使って開発しています。

・フロントエンド:Next.js(TypeScript)
・バックエンド:Supabase(認証、データベース、RLS)
・OCR処理:Google Cloud Vision API(予定)
・AI補助:ChatGPT(OpenAI)、Cursor


実証中の機能と開発状況

以下の機能について、現在実証を進めています。

・出荷予定登録フォーム(PCでは表形式、スマホでは縦並びで1件ずつ入力)
・出荷先マスタの登録と一覧表示機能
・Supabaseで、ユーザーごとに正しくデータが格納されるか(RLSを含む運用)
・生産者/流通業者ごとに異なる画面の表示(役割別UI)

ただ、農業シーズンに入り作業が立て込んできたため、開発のスピードは少し落ちている状況です。


UI設計で意識していること

・PCとスマホでレイアウトを切り替えることで、作業ストレスを軽減
・ITが苦手な人でも直感的に使えるUIを目指す
・RLSを活用して、別ユーザーの情報が見えないよう厳格に制御


将来的に考えている機能

・OCRの導入による文字読み取りと出荷先の自動選択
・出荷予定と実績の差異を検出して通知
・請求書の自動生成(締日ごとにまとめる)
・CSV出力やGoogleスプレッドシートとの連携によるバックアップ対応


おわりに

ちなみに、2025年の1月からHTML・CSSからはじめ、WordPress・JavaScript・React・Supabaseと少しずつ勉強してきました。
学習の内容については、また別で詳しくまとめてみる予定です。


まだ開発途中ではありますが、現場の課題に対応できるツールとして仕上げていきたいと考えています。

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