転職という選択肢

そんなこんなで会社をやめたわけだが(※前回の記事はこちら
最初は農業を始める気で移住したものの、並行して転職活動も一応行っていた。

昔は「35歳限界説」なんてこともあったが、最近はそこまで厳しくないとはいえ、やはり40代ともなると応募できる求人は限られてくることは、ある程度覚悟していた。

しかし、それ以上に感じたのは、
「自分には何の武器もない」という事実に気づいたことだった。


しいていえばマネジメント経験くらい?

確かに、これまで**マネジメントや人員整理など“管理職的な業務”**には関わってきた。

ただ、40代後半という年齢になると、それは「できること」ではなく、「やるべきこと」として求められる。

でも、正直なところ、自分はマネジメントに向いていないと感じていた。
人を動かすより、自分の手を動かすほうが性に合っている。

そうなると、会社員として再び働くことはかなり難しくなるのが現実だった。


農業の経験はある・・・が

一方で、農業の現場で培ってきた栽培の知識がある。
ただし、それも限られた範囲の施設園芸での話で、米などの露地栽培には詳しくない

農業を職業にする意思は衰えてはいないので、縁があればとは思っているが、今のところは受託という形で農業に関わっている。


そこで出会ったWEB制作・開発

そんな中、ふと出会ったのがWEB制作・WEB開発という分野だった。

農業の合間にできる仕事・・・と調べていく中で、
HTMLやCSS、JavaScriptなどの技術にたどり着いた。


フリーランスという選択肢もアリかと

特にここ数年、コロナ禍の影響もあって、副業や在宅ワークといったフリーランス向けの仕事が一気に一般化したように感じる。
昔であれば「会社を辞めてフリーランスになります」なんて言うと奇異の目で見られたものだが、今ではそれも決して珍しくない時代だ。

ならば、農業に関わりながら一生使えるスキルを身につけてフリーランスで働くという道のほうが、むしろ現実的に思えてきた。


農業 × WEBという組み合わせを目指して

もちろん簡単ではないし、覚えることも山ほどある。
少しずつではあるが、勉強の習慣も身につきつつある。

実際にWEB関係でお金になるかはまだわからないが、
まったく違う世界を自分なりに繋げられる未来があるかもしれない。

今はHTML、CSS、WordPressを主軸として(※ポートフォリオ作っています。興味のある方は[こちら]へ)、
次はJavaScript、React、そしてTypeScriptへと学びを広げている最中だ。

焦らず、でも着実に「自分にしかできない組み合わせ」を探していきたい。
農業とWEB。どちらもまだ道半ばだけど、ようやくスタートラインに立てた気がしている。

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